イチローが確率75%で2位 米野球殿堂に史上初めて満票選出される選手は?
ジーター、イチロー以外に満票選出の可能性があるのは?
一方、「なぜ彼は選ばれないのか」の項目では「MLBデビューから最初の10年間の平均は、224安打、打率.331、さらにゴールドグラブ賞も獲得した。しかし、それ以降、ゴールドグラブ賞の受賞はなく、平均も131安打、打率.270にとどまっている。ピート・ローズでさえ晩年は平均以下の選手であったが、イチローの2011年から2016年のWAR合計は5.3に留まっている」と指摘。2011年以降の成績の下降が懸念点になるという。
それでも、「投票者の多くはそこまで気にしないであろう。わずかながらに可能性はある」と結論づけており、満票選出に期待を寄せている。いずれにせよ、有資格1年目での殿堂入りは、やはり確実なようだ。
その他、満票での殿堂入りの可能性がある選手とその確率として、マイク・トラウトが65%、チッパー・ジョーンズが60%、アルバート・プホルスが55%、マリアーノ・リベラが45%、ミゲル・カブレラが40%、クレイトン・カーショーが25%、ブライス・ハーパーが20%、バスター・ポージーが10%と予想されている。もちろん、これは現時点での数字で、まだ25歳のトラウトが今後さらに実績を積み重ねれば、ジーターやイチローよりも確率が上がる可能性は十分にあるだろう。
これまでも米複数メディアが将来の殿堂入りを確実と報じてきたイチロー。現地では初の満票での殿堂選出に近い存在であると見られているようだ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count