イチローがマリナーズ1位、日本人4選手に“特別賞”…MLB各球団史上最高FA契約
ワールドシリーズMVPに選ばれた松井氏は「すぐにジーターお気に入りに」
ヤンキースの公式サイトの特集記事では「彼はすぐにデレク・ジーターお気に入りの選手となった。また、最初の3年で彼は打率.297、出塁率.370、長打率.484という成績を残し、ワールドシリーズで本塁打を放った初の日本人選手となった」とその功績を称えている。
レッドソックスで名前が挙がったのは今オフにカブスに移籍した上原。2013年にレンジャーズから移籍すると加入1年目の途中で守護神となり、チームの快進撃に貢献。ワールドシリーズ制覇に貢献した。13年は73登板で4勝1敗、13ホールド、21セーブ、防御率1.09と圧巻の成績を収め、メジャー通算でも387登板で19勝22敗、67ホールド、93セーブ、防御率2.53をマークしている。
レッドソックス公式サイトの特集ではベン・チェリントンGMが12年オフに獲得した選手の中で「最高の契約」としたのが上原だったことを紹介し、「ウエハラがセットアッパーとして契約を結んだことは忘れられがちだ。2013年ワールドシリーズチャンピオンの支配的クローザーとして、彼は頭角を現した」と評している。
また、レイズで名前が挙がったのは独立リーグ・BCリーグ福島で球団代表、監督、選手を務める岩村。同選手がヤクルトから加入した07年はデビルレイズ時代で、加入2年目の08年には球団史上初のワールドシリーズ進出を達成。メジャー通算4シーズンで408試合に出場、1545打数413安打で打率.267、16本塁打、117打点、32盗塁をマークしている。
レイズの球団公式サイトの特集では「イワムラは日本からレイズへ移籍し、3年間プレーした。最初は三塁手、それからは二塁手として。344試合に出場し打率.281、14本塁打、104打点を記録。2008年アメリカンリーグチャンピオンシリーズ第7戦で、イワムラは球団史において象徴的な瞬間をもたらした。レッドソックス戦で、彼は最後のアウトを取るためにセカンドベースを踏み、レイズはワールドシリーズ進出を果たした」と球団の栄光の瞬間を振り返っている。
ちなみに今回の企画では、ドジャースの史上最高FA契約選手はカーク・ギブソン外野手、ヤンキースはオーランド・ヘルナンデス投手、レッドソックスは四国アイランドリーグplusの高知と契約合意に達しているマニー・ラミレス外野手、レイズはフェルナンド・ロドニー投手が選ばれている。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count