特定球団に突出した成績残した選手も…パ各球団の「キラー」を探る

ロッテ&オリックスに対して活躍した選手は…

【千葉ロッテキラー】
・オリックス・金子千尋投手
対戦成績:5試合2勝0敗 36回、26奪三振 防御率1.75
・福岡ソフトバンク・柳田選手
対戦成績:22試合82打数30安打5本塁打21打点 打率.366

 オリックスの金子千尋は、ロッテを相手に2勝無敗。日本ハムとロッテ相手には防御率1点台、反対に西武相手には防御率6点台と、相性の良し悪しが数字に顕著に表れた。ロッテとは勝敗がつかなかった3試合においても、全て7回3失点以内に抑えており、ロッテに対して効果的な投球を熟知しているのだろう。

 ソフトバンクの柳田は、ロッテを相手に打率、打点、本塁打数、安打数の全てで最も優れた成績を挙げている。しかし、同じロッテでも、涌井に対して21打数6安打、打率.286と結果を残している一方で、石川には13打数2安打、打率.154と抑え込まれている。ただその2安打は本塁打であるため、しっかり打点は挙げているとも言える。今季からの2人の対決の行方は、単純な数字では予想できなさそうだ。

【オリックスキラー】
・福岡ソフトバンク・バンデンハーク投手
対戦成績:4試合4勝0敗 25回、24奪三振 防御率3.24
・北海道日本ハム・レアード選手
対戦成績:25試合93打数25安打6本塁打22打点 打率.269

 ソフトバンクのバンデンハークは、防御率こそ3点台だが、オリックス相手に先発した全ての試合で見事勝利を収めている。日本ハムキラーである和田の成績からもうかがえたが、バンデンハークも、3失点以内に抑えて試合の流れを引き寄せ、打線の奮起を促して勝ちを手繰り寄せる技術に長けているのだろう。

 日本ハムのレアードは、昨季のパ・リーグ本塁打王。最も多く本塁打を放ったのは楽天戦の10本だが、最も多くの打点を挙げたのがオリックス戦である。特に、ディクソンとの対戦では、12打数7安打2本塁打、打率.583と、ずば抜けて相性が良い。

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