甲子園沸かせた149キロ右腕が独立リーグからNPB挑戦…四国IL徳島新入団会見
花咲徳栄高で甲子園出場の関口「今年、NPBに指名されるように」
四国アイランドリーグ(IL)plus、徳島インディゴソックスの新入団会見が28日、徳島市内の「ゆめタウン徳島」で行われ、欠席者1人を除く11選手が参加。北は北海道、南は鹿児島から集まったルーキーたちはファンの前で抱負を語り、花咲徳栄高時代に甲子園を沸かせたドラフト3位・関口明大投手(21=青学大)はNPB入りの誓いを立てた。
ファンに初お披露目となった関口は、精悍な顔を引き締めた。「セールスポイントは打者を見ながらピッチングできることと、ここ一番での集中力。養父監督を優勝監督にしたい。自分は今年、NPBに指名されるように、活躍できる選手になりたい」と挨拶。大きな拍手を浴びた。
147キロ右腕として鳴らした花咲徳栄時代は3年春に若月健矢(現オリックス)とコンビを組み、エースとしてセンバツに出場。県岐阜商に3-8で初戦敗退したが、140キロ台の快速球でプロのスカウトの注目を浴びた。夏には埼玉大会でノーヒットノーランも達成し、東都大学の青学大に進学。3年生の昨夏からはルーツベースボールアカデミーでプレーするため、大学を休学。その後、徳島への入団が決まった。
売りはMAX149キロまで伸びたストレート。目標とする選手を問われると「正直、いないです」と答え、勝ち気な表情をのぞかせた。今秋のNPB入りを目指しながら、まずは「初めて来てみたら、川が大きなと思った」という徳島の地で、実力をアピールしていく。