又吉、三輪に続け 四国IL最多のNPB24人輩出、香川に今季も注目の“逸材”
独立リーグからNPBへ、広島で787試合出場の指揮官が明かす「チャンスのある選手」
2005年の創設以来、NPBへのドラフト指名選手を輩出し続けている四国アイランドリーグ(IL)plus。昨季のパ・リーグ首位打者のロッテ・角中勝也(元高知)ら近年はトップ選手に上り詰める選手も現れたが、四国ILで最もNPB選手を生んでいるのが、香川オリーブガイナーズだ。
通算指名人数は24人。独立リーグ史上、最高指名順位となった13年ドラフト2位の中日・又吉克樹投手、07年ドラフト6位のヤクルト・三輪正義内野手らチームの主力となった選手もいて、昨年のドラフトでは松澤裕介外野手が育成8位で巨人に指名された。そんな原石の宝庫で、“金の卵”を磨いてきた就任11年目・西田真二監督は「今年もチャンスのある選手はいる」と明かした。
広島で通算787試合に出場し、勝負強い打撃で代打としても活躍した指揮官が一番に名前を挙げたのが、ドラフト1位の三好一生捕手(21歳/180センチ、80キロ/右投右打)。丸亀高から東都大学の名門・駒大に進学し、DeNAの今永昇太らとチームメートとしてプレーした。西田監督が「肩が非常にいい」と評する通り、強肩はすでにNPBでも遜色ないレベル。大学のリーグ戦では出場機会に恵まれなかったが、実戦経験を積んで、打撃を含めてレベルアップすれば楽しみな存在だ。