「素晴らしさ証明してきた」田澤純一も加入 マ軍ブルペンは「ステップアップ」
昨年は苦しんだものの…田澤は「コントロールに優れ、空振りを奪える投手」
レッドソックスとの契約が昨季限りで満了し、FAでマーリンズに移籍した田澤純一投手。新天地でもセットアッパーとしての活躍が期待されているが、地元メディアは田澤らの加入でブルペンが「ステップアップした」と評価している。
米スポーツ専門誌「スポーツ・イラストレイテッド」は、今季のマーリンズの分析原稿を掲載。その中で「マーリンズは今オフにFAで移籍した選手の穴埋めを行い、補強を行った。ベテランの控え捕手枠にエリスを、ダンとロドニーが移籍したリリーフ陣にはジーグラーと田澤を補強した。先発にはボルケス、ストレイリー、ロックを獲得したが、果たしてこれらは戦力アップとなるのだろうか?」と疑問を投げかけている。
上々の評価を受けているのがリリーフ陣だ。まずは、「ブルペンに関しては、ステップアップと言えるだろう」として、「(昨)シーズン途中に加入したロドニーは精彩を欠く内容であったが、ジーグラーはダイヤモンドバックスとレッドソックスで素晴らしい成績を残した。A・J・ラモスへの良きつなぎ役となるであろう」と下手投げ右腕のジーグラーを称賛。試合を壊すことの多かったロドニーよりも安定感のある投手を加えられたことは大きい。
そして、田澤についても「これまでのキャリアで素晴らしさを証明した時期もあったが、昨年の彼は故障にも苦しみ平均点の成績であった。しかし、彼は状態が良ければコントロールに優れ、空振りを奪える投手だ」と高く評価している。