12球団キャンプ一斉スタート 沖縄&宮崎で始動のパ球団初日の模様は?
ルーキーたちも続々とブルペンへ
【埼玉西武】
埼玉西武のキャンプは宮崎県日南市で始まった。侍ジャパンに選出されている牧田投手が初日からブルペン入りし、捕手を座らせて投げ込みを行ったが、何度も首を傾げ、自身の球に納得のいっていないような表情を見せた。
しかし4年前の2013年に開催された「第3回ワールド・ベースボール・クラシック」や、「2014 SUZUKI日米野球」での牧田はしっかりと結果を残しており、大舞台における信頼感は日本球界でも随一だ。約1か月後、牧田が日の丸を背負い、侍ジャパンのピンチの場面に颯爽と登板する姿を楽しみにしたい。
そして、2016年の夏の甲子園優勝投手であり、昨年のドラフト1位で埼玉西武に入団した今井投手もブルペン入り。まだ線の細い印象のある背中に「11」を背負い、一球一球を丁寧に投げ込んだ。
【千葉ロッテ】
沖縄県石垣市でスタートした千葉ロッテのキャンプでも、ルーキーたちが続々とブルペン入り。ドラフト2位の酒居投手、ドラフト5位の有吉投手、そしてドラフト1位の佐々木投手が、並んで投げ込みを行った。
即戦力投手として大きな期待がかけられる佐々木は、プロ初のキャンプのブルペンでも落ち着いた様子を見せ、2017年の開幕ローテーション入りに向けて、コンディションが順調に整いつつあることをアピールした。
「第4回ワールド・ベースボール・クラシック」に出場予定の石川投手は、チームの誰よりも早くブルペン入り。この日は軽めの投球だったが、マウンドの感覚を入念に確認しながらじっくりと投げ込んだ。OBの薮田安彦氏とのインタビューでは、2017年シーズンの目標として、最優秀防御率・最多勝タイトルの獲得を挙げた。