30代選手との大型契約にリスクも米記者「ダルビッシュは例外」、その理由は
契約延長の動きが注目されるダルビッシュ、スプリングキャンプ中に交渉も?
2017年シーズン終了後にフリーエージェント(FA)となるレンジャーズ・ダルビッシュ有投手。球団の契約延長の動きに注目が集まる中、地元メディアがスプリングトレーニング中に交渉が行われる見通しと大型契約が成立する可能性を伝えている。地元紙「ダラス・モーニング・ニュース」のレンジャーズ番を務めるエバン・グラント記者が読者の質問に回答する形で見解を示している。
今シーズン以降、ダルビッシュのレンジャーズにおける未来についてどう思うか――。読者から寄せられた質問に関し、グラント記者は記事の中で「昨年の秋頃は(新たな契約の成立を)楽観的に考えていたが、薄れてきている」と率直な感想を示した上で、「5~6年契約の年俸3000万ドル(約34億円)が予想されていた。しかし今冬に両者間での真剣な話したいが行われたという情報は耳にしていない。大型契約になる可能性があり、スプリングトレーニングで交渉を行うだろう」と現状を説明した。
これまでメジャーでは大型契約が奏功しなかったケースがあり、ベテランの域に達する選手との巨額契約が失敗に終ったことも。不良債権化した契約はメディアやファンからもたびたび批判されてきた。ダルビッシュも昨年8月に30歳を迎えており、5、6年の大型契約が成立した場合、球団側は30代半ばまで巨額の条件を保障することになる。