オールドファンに隔世の感 侍ジャパン、平成生まれが昭和生まれを逆転
若さ際立つ小久保ジャパン、昭和生まれより平成生まれが多いチーム構成に
3月に行われる第4回WBCで2大会ぶりの世界一奪回を目指す侍ジャパン。9日に出場ロースターが発表され、いよいよ本大会へ盛り上がってきたが、28人のメンバーを見ていて印象的なのは若さである。最年少の松井裕樹は21歳。3月7日の開幕時点で平均27.7歳となる。4大会目にして最年少の数字だが、これによって時代の移ろいを感じさせる「初」が起きた。以下の各選手の生まれ年を見るとわかる。
昭和57(1982)※青木宣親、内川聖一
昭和58(1983)松田宣浩
昭和59(1984)※平野佳寿、増井浩俊、牧田和久、嶋基宏
昭和60(1985)宮西尚生
昭和61(1986)
昭和62(1987)※大野奨太
昭和63(1988)※平田良介、石川歩、坂本勇人、秋山翔吾
平成1 (1989)※秋吉亮、菅野智之、小林誠司、中田翔、田中広輔
平成2 (1990)※菊池涼介、則本昂大
平成3 (1991)岡田俊哉、筒香嘉智
平成4 (1992)山田哲人
平成5 (1993)※千賀滉大、武田翔太
平成6 (1994)藤浪晋太郎、鈴木誠也
平成7 (1995)松井裕樹
※は早生まれ。
なんとなく、昭和と平成で区切った下段の方が多い気がしないだろうか。数えてみると、昭和は13人、平成は15人。平成生まれが昭和生まれを上回っているのである。
平成1年の秋吉は昭和63年の石川、坂本、秋山と同学年、全体の年度で区切れば14対14の同数だが、秋吉が元号が平成に変わった3月生まれ。結果、初めて平成生まれが過半数を占めた。
この「平成の侍ジャパン」という事実は、長年応援し続けた昭和生まれのオールドファンにとって、隔世の感があるかもしれない。