デスパイネ加入で競争激化へ 大型補強でどうなるソフトバンクの陣容

不可欠な助っ人3投手、外国人枠争いも熾烈、破壊力満点の打線へ

 4番にデスパイネを置くならば、内川は3番か5番だろう。仮に3番ならば、1番に柳田を配置する選択肢もある。1番柳田、3番内川、4番デスパイネ、5番松田。この並びも、また強烈である。

 ソフトバンクにはサファテ、バンデンハーク、スアレスと3人の外国人投手がおり、その全員が不可欠な存在。そのため、1軍に置ける外国人野手は1人だけで、ジェンセンは基本的にはファーム暮らしとなる可能性もある。投手1人が2軍にいるなどで、ジェンセンの起用が可能となれば、一塁(その場合は内川が左翼か)か外野。5、6番に入ることになるだろうか。ジェンセンもマイナー通算178発を放っている実力者。例えば、3番柳田、4番デスパイネ、5番内川、6番ジェンセン、7番松田……。破壊力満点の打線が出来上がる。

 デスパイネは現在カリビアンシリーズに出場中で、その後は3月開幕のWBCキューバ代表にも招集されている。合流時期とコンディション次第ではジェンセンが存在感を発揮する可能性も十分にある。いずれにせよ、デスパイネ獲得という大型補強を成功させたソフトバンクは今季もVレースの大本命となるだろう。

【了】

福谷佑介●文 text by Yusuke Fukutani

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