地元紙がダルビッシュとレ軍前エースを比較 能力と“コスパ”で上なのは?

「彼はウィルソン以上の才能を持つ投手だ。しかし…」

 ウィルソンは5年7750万ドル(約88億円)でエンゼルスと契約したが、記事では「レンジャーズはウィルソンを残留させることに本腰を入れなかった。彼らはユウ獲得のために資金が必要だったのだ。当時の彼はホンダ・アコード以来となる、日本からの最も偉大な”輸出”だった」としている。レンジャーズはダルビッシュの独占交渉権を5170万3411ドル(約59億円)で獲得し、6年6000万ドル(約68億円)で契約。ダルビッシュ獲得にかかった金額は、ウィルソンとエンゼルスの契約額を上回った。

 その後の2人の成績は、ウィルソンがエンゼルスで119試合に先発し、722 回1/3を投げて51勝35敗、防御率3.87。一方、ダルビッシュは100試合に先発し、645回2/3を投げて46勝30敗、防御率3.29となっている。ウィルソンは肩、ダルビッシュは肘を痛めて、ともに1シーズンの「全休」があった。

 記事では、ここまでの成績から、ダルビッシュについて「彼はウィルソン以上の才能を持つ投手だ。しかし、(年俸)3000万ドル(約34億円)以上の価値はない」と指摘。そして、「この投手”交換”により素晴らしい出来事が起こった。ウィルソンはお買い得品だったのだ。 ダルビッシュの全体的な成績はC・Jよりも格段に良いというわけではない」と“コスパ”ではウィルソンが上だったとの見解を示している。

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