地元紙がダルビッシュとレ軍前エースを比較 能力と“コスパ”で上なのは?

ダルビッシュに求められるプレーオフでの活躍

「数十年にわたり、レンジャーズでは優秀な選手が素晴らしい活躍を見せてきたが、C・Jは最も評価されていない選手のひとりである。プレーオフの彼は酷かった。しかし、彼が球団を去ってから、レンジャーズはワールドシリーズに到達したことがない」

 ウィルソンはプレーオフに弱く、それが「レンジャーズがC・Jから距離を取りたがった理由」だというが、レギュラーシーズンではエースとしてローテーションを牽引した。一方、ダルビッシュも昨年の地区シリーズでブルージェイズ相手に4本塁打を浴びて敗戦投手となるなど、プレーオフで結果を残せていない。

「C・Jは36歳であるのに対し、ユウは30歳だ。彼らの投球を見たことがある野球ファンは、ウィルソンはダルビッシュと同じくらい才能がある、優秀だ、とは言わないだろう。レンジャーズ、そしてファンの両者とも、C・Jよりもダルビッシュに期待していた。我々は彼の方が優秀な投手であることを知っているのだ」

 投手としての純粋な能力は、確実にダルビッシュの方が上だとしながらも、同紙は「ユウは支配的であるが、C・Jより僅かに優秀な投手だ」と結論づけている。ダルビッシュが前エースとの違いを作るためには、復帰2年目の今季はレギュラーシーズンはもちろん、プレーオフでの投球も重要となってくるだろう。現時点でもレンジャーズがダルビッシュとの再契約に動く可能性は高そうだが、絶対的な存在感を示すことを球団もファンも期待しているようだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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