韓国のWBC初優勝は「非常に困難」 米メディア分析「弱点の一つは投手陣」
「トロフィーを自国へ持ち帰るのは非常に困難」
さらに、「過小評価されている選手」としては、チャン・ウォンジュン、ヤン・ヒョンジョンという2人の先発投手の名前を列挙。「韓国の弱点の1つは投手陣」として、その中で「傑出している」チャンがエースになるとしている。
韓国は母国開催の1次ラウンドで、内野にメジャーリーガーの実力者を揃えたオランダ、難敵・台湾、そしてイスラエルと同じプールAに入った。ただ、記事では「イ・デホやオ・スンファン同様、韓国には多くのKBOオールスター選手が在籍しており、プールの1位候補と考えられている」と評価。オランダ、台湾、イスラエルを「非常に堅実」としながらも「今年のプールAで予選を突破する可能性が最も高いのは韓国だろう」と予想している。
ただ、その先は厳しい戦いが待っていると指摘する。日本やキューバとの対戦が濃厚な2次ラウンドを突破することが出来ても、メジャーリーガーを揃えた強豪国と当たる準決勝以降は勝つ見込みが少ないと分析。「韓国が優勝争いを演じる可能性はある」としながらも、最終的には「トロフィーを自国へ持ち帰るのは非常に困難だ」と結論づけた。
1次ラウンドは突破できても、初優勝の可能性は低い――。米メディアの予想を覆し、WBC制覇を成し遂げることが出来るだろうか。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count