侍J打撃陣が青木発案の“近距離フリー打撃” 外国人投手対策に乗り出す
特打参加選手は「自分のタイミングで打つ練習になった」
小久保裕紀監督の下、打撃コーチとして国際試合を重ねる中で「外国人投手のタイミングの取り方が一番大事なところ。なかなか苦しんでいる部分でもあった」と感じていたという。何か対策を講じたい、と考えていたところ、現役メジャーリーガーとして日常的に外国人選手と対戦する青木から提案を受けた。
外国人投手対策は、稲葉コーチだけではなく、選手自身も課題と考えていたのだろう。特打には「みんな興味を持ってやってくれた」と、都合のついた7選手が参加。取材で訪れたメジャーキャンプでのフリー打撃の様子を思い出しながら投げたという稲葉コーチは、「最初はすごく打ちづらかったと思うけど、その中でも自分のタイミングで打つ練習になった、ということは言ってくれた」と、選手からの反響に手応えを感じたようだ。
青木は現在フロリダ州ウエストパームビーチで、今季から所属するアストロズのスプリングトレーニングに参加中。侍戦士28人の中でただ1人、強化合宿に参加していないが、外国人投手対策のアイディア提供という形で心はチームと共にある。
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count