WBC球への対応は進んでいるのか? 1失点の千賀は「ビビってる部分が…」
「腕を振って思い切り投げられないところが多い」
「引っ掛けないようにという意識が強くて、中途半端なフォークが多かった。(打たれたボールも)しっかりワンバウンドで投げられれば良かったですけど、引っ掛けるのをビビっている部分が多い」
変化量が大きくなるWBC球を引っ掛けて、暴投になるのを恐れた結果、タイムリーを許した。千賀は11月の親善試合で投げた際、落差のあるフォークが何度も暴投になるという場面があった。「腕を振って思い切り投げられないところが多い。しっかりフィットできるようにしたい」と話す。
もっとも「4回はしっかり投げられたので」と手応えも掴んだ。外国人打者に対して大きな武器となるフォークは、WBC本番でも侍ジャパンの運命を左右するボールになる可能性が高いだけに、対応を進めていきたいところだ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count