18歳が見せる浮き上がるような球筋 ホークス2位指名の左腕が秘める可能性
ソフトバンクは昨年ドラフトで高校生NO1の評価
キャンプではランニングや体幹、ウエートトレーニングなど、体作りが中心。それはここ数年の高卒新人と同様である。それでも、キャンプの1日1日が勉強の日々だ。「体も他の先輩に比べたら小さいですし、(試合で)チャートをやって(バックネットの)後ろから先輩たちのボールを見ると、140キロでも高校生とはボールの質が違います」とプロの世界を目の当たりにしている。
ドラフト1位の田中正義投手に、多くの注目が集まる今キャンプ。だが、昨年のドラフトでソフトバンクは、この左腕を高校生でナンバーワン、そして、田中、ロッテの佐々木千隼の2人に次ぐ高い評価を与えていたという。
15年のドラ1・松本裕樹、16年の高橋純平と未来のエース候補がいるソフトバンク。古谷の秘める潜在能力も底知れない。将来が楽しみな若手は、ここにもいる。
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福谷佑介●文 text by Yusuke Fukutani