田中将大、満足初登板2回0封 コーチも太鼓判「平和な春を過ごしている」
速球&宝刀が1年前より球速上昇…コーチ「彼は平和な春を過ごしている」
記事では、1年前のフィリーズ戦ではスタンドで視察したスカウトによると、速球の球速は時速87~91マイル(約140~約146キロ)でスプリットは85~86マイル(約136~約138キロ)を記録していたが、タイガース戦を視察したスカウトによると、速球は89から92(約143~148キロ)に、スプリットは86から87マイル(約138~140キロ)とそれぞれ上昇していたと紹介している。
ロスチャイルド投手コーチは田中の球速上昇について「みんな細いことを大きく取り上げるけれど、田中は球速で勝負する男ではない。彼は戦況に応じて、何をすべきか理解しているピッチャーだ。そこが我々が期待するところだ」と語るに留まったというが、昨季以上の仕上がりであることは認めている。
「彼は必要なトレーニングができている。彼の状態に関する推測やどこが不調なのか、などを心配する必要がない。彼は平和な春を過ごしている。準備はできている」
ロスチャイルド氏は記事の中でこう語っている。この試合でジョー・ジラルディ監督の代わりに指揮したベンチコーチのロブ・トムソン氏は田中について「先発投手のシーズン初戦では、フォームを維持できたか、ストライクを投げることができたか、変化球を織り交ぜたか、マウンドを譲る時に異常をきたしていなければ、それはいい一日ということ。それが今日の彼の仕事だね」と話していたという。
今季終了時にヤンキースとの7年総額1億5500万ドルの契約を破棄できる権利を手にする田中。記事では「彼の先発ローテーションにおける重要性については誇張しすぎることはない」と、好発進した日本人右腕の今季のピッチングには高い期待を寄せられている。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count