“ミスター超え”の2000本安打へ ソフトB内川はWBCで弾みをつけられるか
昨年と同じペースで打てば、NPB史上8番目の通算試合数の少なさで達成
内川の2000本安打達成は、さらに大きな意味を持つ。内川は今年の8月4日で35歳を迎え、シーズン終了時点では35歳2か月。今シーズン終了までに達成すると榎本喜八氏、張本勲氏、土井正博氏、立浪和義氏、王貞治氏に次ぐNPBでは6番目に若い2000本安打到達となる(なお、7番目は長嶋茂雄氏、野村克也氏の35歳3か月)。
また、2000安打到達までの通算試合数の少なさでも上位に入る可能性が高い。内川の通算出場試合数は昨年までで1696試合。もし、昨年と同じペース(89試合で104安打)で安打を打ち続けていった場合、通算1785試合での達成でNPBでは8番目。今季139試合目での達成でも、谷沢健一氏に並ぶ通算1835試合となり、NPBでは10番目だ。同世代ではアストロズ・青木宣親選手が日米通算2000本安打にあと35安打に迫っているため、今季は1980年代生まれの打者から2000本安打が複数誕生する可能性がある。
第4回WBCの代表に選ばれた内川は2月25日、対福岡ソフトバンクとの練習試合で、守備中に打者走者とぶつかり途中交代。右肩打撲と診断されたが大事には至らなかった。ベテランとして侍ジャパンを引っ張り、自身の通算2000本安打達成に向けて弾みをつけたい。