屈辱のアジア勢 韓国、台湾、中国が敗退…史上初の“日本以外1次R全滅”
国内チーム出場拒否が起こった台湾、地力の差をぬぐえなかった中国
反対に3連敗で最下位となった台湾。13年大会は1次Rを突破したが、今回は次大会の本戦出場権すら確保できず、予選R降格となった。国内リーグの問題で強豪チームのラミゴが選手派遣を拒否し、ベストメンバーを組めずに挑んだ今大会。グラウンドに立つ以前のチーム編成にも大きな課題が残ってしまった。
日本と同じB組の中国もキューバ、豪州と2戦連続完封負けを喫した。パナマ系中国人のメジャー82勝左腕、ブルース・チェンが今大会のために現役復帰しながら、豪州戦は今大会初のコールド負け。世界の一線級との地力の差はぬぐえず、4大会連続の1次R敗退となった。
欧州野球連盟に所属する今大会の新星・イスラエルとは対照的なアジア勢の停滞ぶり。唯一、2次R進出を決めた日本は、10日に1次R最終戦の中国戦、12日に2次R初戦のオランダ戦を戦う。2大会ぶりの世界一奪回を目指す侍ジャパンは、ただ一つのアジアの希望の光。その期待に応え、頂点に立つことができるだろうか。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count