中国戦欠場の青木は「休養」 小久保監督は期待、2次Rへ「備えてほしかった」
チーム内で大きくなる青木の存在感、小久保監督「締まった感じがする」
キューバ戦の試合前ミーティングで、青木は「Prove yourself right」という言葉をナインに伝え、鼓舞した。昨年、マリナーズでチームメートだったロビンソン・カノ内野手がよく口にしていた言葉で、「自分が正しいと証明しろ」という意味だ。最年長のチームリーダーとして、侍ジャパンの中での存在感は際立っている。
小久保監督も、青木が合流してからは「(チームが)締まった感じがする」と明かす。「ベンチの振る舞いもそうですし、存在感がある。ベンチで出なかった選手への声かけであったり、そういうのも含めて締まった感じがします」。もはや必要不可欠な選手だけに、しっかりと休んで、ハイレベルな戦いになる2次ラウンドに備えてもらいたいと考えていた。
1次ラウンドB組のMVPに輝いた4番・筒香、そして5番・中田がともに2本塁打と状態がいいだけに、3番・青木がさらに機能すれば、相手にとっては脅威のクリーンアップとなる。第1回大会、第2回大会と2度の世界一を知るベテランが休養を挟んで本来の力を発揮すれば、4大会連続の準決勝進出が大きく近づく。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count