オランダ、12日侍戦へ“超警戒態勢” 先発投手明かさず「21時に発表される」
指揮官は「日本は一番強い」、ボガーツは「最初に試合に勝つことが大事」
さらに、練習後の公式会見では、日本戦の先発投手を聞かれたミューレンス監督が「今日の21時に発表されます。スミマセン。ゴメンナサイ」と日本語を交えて回答。バンデンハークの名前を明かすことはなかった。数時間後に名前が発表されるにもかかわらず、“情報漏れ”を徹底して防いだ。
ミューレンス監督は侍ジャパンについて「このグループでは一番強いチームだと個人的には思っている。世界の中でもかなり強いチーム。優勝候補でもある」と高く評価。「最高のゲームをやらないとウチは厳しい」とも話した。日本撃破に全力を注ぐ構えだからこそ、先発の名前も明かさないという判断をしたようだ。
それでも、指揮官は日本戦で勝利する自信があるかを問われ「イエス!」と即答。また、レッドソックスで主軸を任されるボガーツは「短期決戦では、当然だが負けたら致命的になる。最初の試合に勝つことが大事だ」と意気込みを明かし、スクープも「4試合の中で負けている余裕はない。最初の試合に勝つことで余裕が出る」と力を込めた。
イスラエル、キューバも加えた4か国で上位2チームが米ロサンゼルスでの準決勝に進む厳しい戦い。前回大会で初めてベスト4に進み、いまや主力野手の多くがメジャー球団で不動のレギュラーとなったオランダが、全力で日本を潰しに来る。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count