米国白星も地元メディアは厳しい論調「大番狂わせ免れた」「ハラハラの展開」
地元メディアは勝因に2年連続2冠強打者の「ヘッスラ」選出
同紙はこの日の主役にキンタナを選出。「素晴らしさと経済性を兼ね備えるシカゴ・ホワイトソックスの左腕は5回2/3までアメリカをヒット0に抑えた」と称えた。
一方、試合のターニングポイントとして2年連続本塁打王と打点王の2冠に輝いた米国代表のアレナドの一塁へのヘッドスライディングを選出。ロッキーズの主砲は1点差に迫った6回2死二、三塁の場面で暴投による振り逃げで同点を演出。記事ではそのプレーを「彼の一塁への狂気のダッシュと転げながらのスライディングでアメリカに安堵をもたらした」と評している。
また、地元テレビ局「CBS」電子版は「ヒットレスパレード(無安打行進)」とアーチャー、キンタナ両先発投手の力投を紹介。一方、4回終了時でわずか41球だったアーチャーを降板させたこと、6回一、三塁の勝ち越し機でゴールドシュミットに代打ホズマーを送ったことなどからリーランド監督の采配に疑問を呈している。ただ、アーチャーの交代は、レイズへの配慮とアーチャー自身の希望によるものだったという。
MLB公式サイトも「ハラハラの展開でアメリカがコロンビアにサヨナラ勝ち」と特集するなど、この日の勝ち方に不満の色を見せている。
一方、アメリカの野球専門誌「ベースボールアメリカ」電子版によると、サヨナラ打を放ったA・ジョーンズは「大きな見せ場だった。オリオールズでプレーしている時にはメジャーのチーム相手にたくさんのいい瞬間を経験しているけれど、今回は国が相手。これ(サヨナラ安打)は最高にランクの高いものになった」とコメントしており、劇的な勝利に充実感を漂わせている。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count