田中将大、圧巻投球で高まり続ける期待「我々の生命線」「ファン夢見ていい」
指揮官「彼は我々の生命線」、バード「彼はアメージング」
また、ヤンキースのジョー・ジラルディ監督も「18勝や19勝、20勝したことはないし、シーズンで230イニング投げたこともないかもしれないが、彼は我々の生命線だ。我々にとって彼は本当に重要だ」と右腕に大きな期待を寄せてたという。
ニューヨークの地元紙「ニューズデイ」電子版も「ヤンキースのマサヒロ・タナカが最初の6打者を三振斬り、4回をパーフェクト」との見出しで特集し、チームメイトのグレッグ・バードが「いやはや、彼はアメージングだと思ったよ」と感嘆する様子をレポート。今季の投球イニングを問われた指揮官が「年々、彼は向上している。200イニングの大台に到達できないわけはないだろう。200イニングを超えてどこまでいくかだね」と語ったことも紹介している。
日本人右腕は渡米後、3年連続で2桁勝利を挙げ、通算39勝16敗と高い勝率を誇りながらも右肘の負傷などによる離脱で健康面を不安視する声が多かった。それでも昨季は初めて先発ローテを守り抜き、自己最多の14勝、リーグ3位の防御率3.07をマーク。現地での評価も再上昇している。名実ともにヤンキースのエースとして認められ、さらなる飛躍が期待されている28歳。オープン戦の際立った投球により、シーズン開幕前から周囲の注目も高まり続けている。
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count