メキシコ主砲、急転敗退に大憤慨「なんてダメな大会なんだ!」
メキシコ主砲は憤慨「2点差で勝てば明日、試合することになると我々は伝えられていた」
メキシコは9日(同10日)のイタリア戦で9-5と4点リードの9回に5失点し、9-10で逆転サヨナラ負けしていた。しかも、1死も取れなかった。当初は、カウントして計算されていたこのイニングを除外したようで、総イニング数が減った結果、失点率が悪化。ベネズエラと入れ替わって最下位となった。
失点はカウントされるが、失点したイニングはカウントされない――。
複雑なルールに翻弄されたメキシコの4番、A.ゴンザレスは憤慨。ドジャースの主軸を務めるスラッガーは1安打1打点で勝利に貢献した試合後、自身のツイッターで「なんてダメな大会なんだ!」と怒りをぶちまけた。
さらに「試合前、2点差で勝てば明日、(プレーオフで)試合することになると我々は伝えられていた」とつづった。誰から伝えられたかは不明だが、誤情報でプレーオフ進出条件を正確に認識できていなかったことを明かした。
3戦目にして日本ハム・レアードの3ランなど、NPB助っ人陣の大活躍もあって勝利をもぎ取ったメキシコ。難解なルールに振り回され、大会から姿を消すことになった。
【D組同率3チーム、当該対戦の失点率】
○イタリア 20失点/19回 失点率1.053
○メキシコ 19失点/17回 失点率1.118
○ベネズエラ 21失点/19回 失点率1.105
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count