1勝1敗イスラエル、15日の日本戦へ「素晴らしいチーム」と絶賛も「恐れない」
東京ドームで前日練習、夜に発表の先発投手は「1人いますよ」
第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の2次ラウンドで1勝1敗としているイスラエル代表が14日、日本戦(15日19時開始)に向けて東京ドームで前日練習を行った。ジェリー・ウェインスタイン監督は、同日夜には発表される先発投手の名前を明かさず。日本について「素晴らしいチーム」と絶賛した。
1次ラウンドから2次ラウンド初戦のキューバ戦まで無傷の4連勝を飾っていたイスラエル。しかし、13日のオランダ戦では2-12で8回コールド負け。1次ラウンドでは4-2で勝利していた相手に“リベンジ“を許し、快進撃が止まった。
14日19時開始の日本-キューバ、15日12時開始のオランダ-キューバの結果も大きく影響してくるが、日本戦が決勝ラウンド進出へ向けての大一番となることは確か。カギを握る先発投手について聞かれると、ウェインスタイン監督は「1人いますよ」と不敵な笑み。夜には予告先発投手として発表される予定だが、名前を明かすことはなかった。
エースのメジャー通算124勝右腕マーキーは、キューバ戦で69球を投げた。球数制限ルールで、50球以上を投げた場合、投手は中4日をあけなければならないため日本戦には登板できないが、その他の投手は登板可能となっている。指揮官は「緩急を使って、コーナーにコントロールしてほしい。オランダ戦でできなかったことをしてほしい。先発投手が頑張れば拮抗した試合になってチャンスが出てくる」と、名前を明かさなかった先発投手に“要求”した。
日本については「素晴らしいチーム。誰一人がキープレーヤーということはない」と警戒。ただ、「恐れることはない。これは野球だ」と言い切る。また、捕手のライアン・ラバンウエーも「日本は世界ランキング1位のチームだからね」と実力に一目を置いている。
1次ラウンドでは、オランダだけでなく韓国、台湾を破ったダークホース。日本にとっても強敵となりそうだ。
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count