侍ジャパン5連勝の快進撃は中継ぎ陣の功 V戦士・岩村明憲氏が熱闘を解説
「好投に打線が応える素晴らしいチームワーク」、指揮官と選手の信頼感も勝因に
中継ぎ陣が試合を立て直し、流れを引き寄せたとしても、打線が得点を挙げなければ、勝利にはつながらない。侍ジャパンは、特に2次ラウンドが始まって以降、投打がかみ合い、互いに互いを引き上げるような試合展開を見せている。
「キューバ戦で日本が5回以降に挙げた6点は、中継ぎ陣がもたらしたもの。好投に打線が応える素晴らしいチームワークだね。1次ラウンド第1戦から比べると、このチームワークは試合を重ねるごとに強まっている。小久保監督のやりたい野球ができているんじゃないかな。
その象徴でもあったのが、8回に2安打していた小林の代打に内川を送り、内川がその期待に応えた場面。『任せた』『任された』っていう小久保監督と内川の間にある信頼感が最高の結果を生み出したね」
15日の第3戦イスラエル戦に勝利すれば、侍ジャパンは6連勝で文句なしの決勝ラウンド進出を決める。今大会最大のダークホースとも言えるイスラエルを撃破して、自力でロサンゼルス行きを勝ち取りたい。
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count