“戦犯”名指し、痛恨エラー、3発大暴れ…WBCを去ったNPBの新旧助っ人たち

キューバの大砲は3発大暴れ、カナダの0発助っ人は意地の1安打

【キューバ】(B組2位、E組4位=2次ラウンド敗退)

フレデリク・セペダ外野手(2014~15年・巨人)
5試合 15打数1安打 0本塁打 0打点 打率.067

アルフレド・デスパイネ外野手(2014~16年・ロッテ、17年・ソフトバンク)
6試合 19打数9安打 3本塁打 6打点 打率.474

 鮮烈なインパクトを残したのが、デスパイネだ。1次R豪州戦で逆転満塁弾を放ち、計3本塁打。1、2次Rで対戦した日本戦2試合でも一発を含め8打数5安打の大暴れで苦しめた。セペダは打率0割台だが、7四球を選び、さすがの選球眼を見せた。

【オーストラリア】(B組3位=1次ラウンド敗退)

ミッチ・デニング外野手(2015年・ヤクルト)
3試合 11打数2安打 0本塁打 1打点 打率.182

 左の長距離砲として鳴らしたデニングは4番を託されながら1次Rの日本、中国戦と無安打。最終戦・キューバ戦で2安打を放ち、意地を見せたが、チームの2次R進出に導くことはできなかった。

【カナダ】(C組4位=1次ラウンド敗退)

スコット・マシソン投手(2012~17年・巨人)
2試合 0勝0敗0S 2回 2奪三振 2失点 防0.00

クリス・ラルー投手(2013年・ヤクルト)
1試合 0勝0敗0S 1回 1奪三振 0失点 防0.00

ジェイミー・ロマック内野手(2016年・DeNA)
3試合 8打数1安打 0本塁打 0打点 打率.125

 マシソンは救援で2失点ながら自責0で防御率0.00とさすがの活躍。ロマックは昨年在籍したDeNAで0本塁打と苦しみながら代表に選出され、意地の1安打。凡打でも全力疾走を欠かさない、日本時代と変わらない勤勉ぶりだった。

【コロンビア】(C組3位=1次ラウンド敗退)

ギジェルモ・モスコーソ投手(2014~16年・DeNA)
1試合 0勝1敗0S 1回 0奪三振 1失点 防6.75

 DeNAで3シーズンプレーしたモスコーソは米国戦で同点の9回から救援。しかし、10回にサヨナラ打を浴びて敗戦し、登板はこの1試合のみ。躍動する姿を見せることはできなかった。

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