“戦犯”名指し、痛恨エラー、3発大暴れ…WBCを去ったNPBの新旧助っ人たち
最も活躍が目立ったメキシコ勢、おなじみ“スシポーズ”も披露
【メキシコ】(D組4位=1次ラウンド敗退)
ルイス・メンドーサ投手(2014~17年・日本ハム)
1試合 1勝0敗0S 4回 2奪三振 2失点 防4.50
ブランドン・レアード内野手(2015~17年・日本ハム)
3試合 13打数 3安打 1本塁打 4打点 打率.231
ジャフェット・アマダー内野手(2016~17年・楽天)
3試合 10打数 5安打 1本塁打 2打点 打率.500
ルイス・クルーズ内野手(2014~15年・ロッテ、16~17年・巨人)
3試合 9打数 2安打 0本塁打 3打点 打率.222
最も活躍が目立った国と言っていいだろう。レアード、アマダーはそろってアーチを描き、レアードはおなじみの“スシポーズ”を披露。メンドーサも最終戦ベネズエラ戦のマウンドを託され、4回2失点の粘投で勝ち投手となった。一方、クルーズは初戦のイタリア戦の9回に痛恨のエラーを喫し、チームも4点差を逆転サヨナラ負け。失点率の差で1次R敗退に泣き、結果的にあの1アウトが取れていれば、突破の可能性が生まれただけに、悔やまれるプレーとなった。
【イタリア】(D組3位=1次ラウンド敗退)
アレックス・マエストリ投手(2012~15年・オリックス)
1試合 0勝0敗0S 3回1/3 1奪三振 2失点 防2.70
初戦のメキシコ戦で9回4点差逆転のサヨナラ勝ちを飾ったイタリアに貢献したのがマエストリだ。開幕投手を任され、3回1/3を2失点。勝ち負けこそつかなかったが、粘り強い投球でメキシコに食らいつき、金星の機運を呼び込んだ。
こうして見ると多くのNPBの新旧助っ人がWBCの舞台に立っている。もちろん、オランダのバレンティン(ヤクルト)ら、世界一の可能性を残した選手もいる。決勝まで、あとわずか。すでに去っていったNPB助っ人たちの分まで、活躍を願いたい。
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count