日蘭WBC躍進余波? ソフトBの開幕ローテが一転混沌、コマ不足の危険性も
準決進出のWBC組、武田、千賀、バンデンハークは開幕ローテ外の可能性大
ペナントレースの開幕まで残り10日あまり。各球団がチームの編成を見極め、開幕1軍メンバーへの絞り込みを本格化させている。それは今季の日本一奪還を目指すソフトバンクも同じである。
だが、ここにきて、少々不安な要素が出てきている。開幕ローテの編成である。宮崎キャンプ中から若手も懸命にアピールし、熾烈な競争を繰り広げられていた。先発ローテも、一体誰が生き残るのか、と思われてきたが、状況がいささか変化してきているのである。
和田毅、武田翔太、千賀滉大、バンデンハークはローテ当確だったが、武田、千賀が侍ジャパン、バンデンハークがオランダ代表として出場したWBC。日本も、オランダも見事に準決勝進出を決めた。オランダは20日(日本時間21日)にプエルトリコと、日本は21日(同22日)に米国と準決勝を戦うことになっている。
これにより、この3投手がチームへ戻るのは、準決勝ないし、22日(同23日)の決勝のあと。となると、開幕まで1週間程度しかない。激戦を戦ってきた直後とあり、すぐさまローテに入るのは現実的に難しい。多少の休養期間、調整期間が与えられると見るべきで、この3投手は開幕ローテからは外れる可能性が高い。
そうなると、開幕ローテは現時点でオープン戦のローテに入っている面々に託される可能性が高い。予想開幕ローテは以下のようになる。