初決勝に米国選手興奮 マカッチェン「大きな意味持つ。新たな歴史築きたい」

マカッチェン、「誰がいない、ということではなく、誰がいる、ということが大事」

 先制打を放ったマカッチェンは試合後、日本の投手陣について「正直なところ、詳しくは知らない相手だった。先発投手のビデオを少し見た。ただ、野球は野球だ。目の前のことに集中していった」と振り返り、初の決勝進出に「こういった場に立てる機会を得ることができて、素晴らしいよ。あと1勝だ」と興奮気味に語った。

 今回の代表チームはメジャーのトップ選手を揃えているが、欠場したスター選手も少なくない。それでもマカッチェンは「誰がいない、ということではなく、誰がいる、ということが大事だと思う」と現メンバーに自信をにじませ、「将来、これを機にもっと他の選手も参加してくれればと思うし、再び優勝争いができればと思う」と願った。

 アメリカはこれまで2009年の第2回大会で4強進出を果たしたのが最高で、決勝進出は初めて。マカッチェンは「大きな意味を持つよ。楽しみな一戦であり、大きな経験となるだろう。一瞬一瞬を楽しみたい。この仲間で新たな歴史を築きたい」と強い意気込みを口にする。

 22日(同23日)の決勝の相手は前回準優勝のプエルトリコ。どちらが勝っても初の栄冠だ。2次ラウンドでの対戦では6-5でプエルトリコが勝利。果たしてアメリカはそのリベンジを果たし、頂点に立つことができるか。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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