米国で侍・千賀のMLB挑戦“待望論”!? 筒香にも「複数球団が興味示すだろう」

侍から唯一ベストナイン選出の千賀に「彼がポスティングに出されれば…」

 伸びのある直球と落差のあるフォークでメジャーの強打者をねじ伏せる投球はまさに圧巻の一言で、小久保監督も帰国後の会見で「彼は最初は構想的には第2先発、中継ぎとホークスには話していたが、イスラエル戦に投げてもらったこと、奪三振率も含めて、世界に衝撃を与えたというところの選出だったと思います」と称賛していた。

 記事では「コウダイ・センガは日本の投手陣の中で最も優秀な成績を残した。この24歳右腕は11イニングで16奪三振を記録した。 NPB通算275イニングで防御率2.45、316三振を奪ったセンガは90マイル中盤の球を投げる。また、多くの素晴らしい変化球を持つ」と絶賛。そして、「彼がポスティングに出されれば、彼がアメリカの地で投げる姿を2021年まで待つ必要はないだろう」と付け加えている。

 すでに、メジャー挑戦を待ちかまえているかのような論調で、海外FA権取得前のポスティングシステム(入札制度)での渡米を“熱望”。まさに、「世界に衝撃を与えた」右腕は、今大会の投球で一躍、MLB関係者やファンから注目の存在となったようだ。

 さらに、侍の4番も評価を高めた。千賀に続いて名前が挙がっているのは筒香嘉智外野手。勝負強い打撃で日本を牽引した主砲は、いずれもチームトップタイの3本塁打、8打点を記録。打率.320、出塁率.433も好成績で、メジャーで重視されるOPS(出塁率+長打率)はチームトップの1.113というハイレベルな数字だった。

「センガと同様に、彼がポスティングに出されることになれば複数のMLB球団が興味を示すだろう」

 寸評では、このように指摘。日本のパワーヒッターがメジャーでも高く評価されていることを伺わせる論調で、筒香も今大会でメジャー挑戦への可能性を大きく膨らませたと言えそうだ。

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