「名場面10傑」に侍・山田&NPB助っ人2人「筋肉がハッタリではないと証明」

2冠バレンティンの喜び方は「レスラーが入場のしてくる時のよう」

 10位では「ウラディミール・バレンティンは極めて強い男だ」との見出しでヤクルトの主砲を選出。メジャー揃いのオランダで4番に座り、4本塁打、12打点で“2冠”だったバレ砲について「スイングは強大だが、彼がホームランを放った時の祝い方は、より大きなものだ。WWEのレスラーがアリーナに入場してくる時のように」と記し、一発を放った後に見せる感情的な派手なパフォーマンスをプロレスラーになぞらえて評している。

 8位には「アルフレド・デスパイネの満塁弾」との見出しで、ロッテから今季ソフトバンクに移籍したスラッガーが名を連ねた。「もし驚異的な打者の象徴が欲しいなら、デスパイネ以上の例を見つけるの難しいだろう」と称賛。さらに「プールBのオーストラリア戦で、ユニフォームを着られないのではないかというほどの隆々たる筋肉が、ハッタリではないことをデスパイネは証明した」と伝え、1次ラウンドの豪州戦で一発を放った破壊力と肉体美を称えている。

 トップ3では、3位に米国・ストローマン投手が打者を抑えた際にダンスのように体を揺らして喜びながら大会MVP獲得した場面、2位にドミニカ共和国・クルーズ外野手が1次ラウンド・米国戦で8回に劇的な逆転3ランを放った場面を、それぞれ選出している。

 そして、1位には米国のA.ジョーンズ外野手が2次ラウンド・ドミニカ共和国戦でスタンドイン寸前の本塁打をジャンピングキャッチしたシーン。「アダム・ジョーンズの得点強奪は純然たる芸術」と評し、今大会のベストシーンに選んだ。

 こうしてみると、日本でもおなじみの山田、バレンティン、オランダの活躍はもちろん、世界の名プレーヤーたちによって、印象的なシーンを生んだ。果たして、第5回大会ではどんな名場面が生まれるのか。夢は4年後に続いていく。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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