選抜で珍事 2試合連続で延長15回引き分け再試合に
準々決勝かけた試合で史上初の2戦連続15回引き分け再試合
第89回選抜高校野球大会で26日、史上初の2試合連続延長15回引き分け再試合という珍事が起きた。
第2試合の滋賀学園(滋賀)-福岡大大濠(福岡)は1-1のまま延長戦に突入。両チームとも1点が遠く、延長15回でも決着がつかなかった。福岡大大濠はエース三浦が15回を1人で投げ抜き、196球の熱投で10安打9奪三振1失点。一方、滋賀学園も先発の宮城が8回途中を7安打1失点に抑えると、2番手の棚原は最後まで得点を与えず、7回2/3を4安打無失点に封じた。
そして第3試合の健大高崎(群馬)-福井工大福井(福井)との一戦は健大高崎が3回に4点を先制するも、福井工大福井打線が一時逆転に成功するなど打撃戦に。両者譲らず7-7で延長に突入すると、10回以降は両チームとも無得点が続き、15回引き分けに終わった。
滋賀学園-福岡大大濠の一戦は1度は27日の第4試合に組み込まれたが、再試合が2試合となったことで日程が再変更。27日は当初の予定通りの3試合となり、再試合となった2試合とも28日に行われることになった。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count