ルーキーズ躍動に光明― 2年目のラミレスDeNA、“鬼門の4月”突破なるか
不安材料は新助っ投コンビの状態…ラミレス監督は「決して諦めない」と約束
その中継ぎでは抑え候補のパットンが6試合で無失点、同じく山崎康も5試合無失点。26日の西武戦では1回を3者三振と圧巻の投球で万全をアピールした。
野手でも二塁を争う田中浩が堅実な守備と打率.344と数字を残せば、バットが湿っていた宮崎も、ここ数試合で復調の兆しを見せている。三塁は白崎、シリアコがともに打撃好調。4人目の外野手の関根は打率.476と今季へかける意気込みを示している。
不安材料を挙げるとすれば、コンディションの問題で予定されていたこの日の西武戦先発を回避したウィーランドと、4試合の登板で17回23四死球と制球難に苦しむクラインの新助っ人コンビの状態だ。そして、開幕前に真剣勝負で戦いきった筒香の心身のコンディションはどこまで高く維持できているのかも気がかりだ。
今季こそ、スタートダッシュを狙うラミレス監督。「(監督の)2年目なので、昨年よりもいい戦略、アイデアを持っています。優勝を目指して頑張ります。優勝を確約はできませんが、私たちは決してあきらめません」。23日の壮行会でファンに約束したラミレス監督。19年ぶりVへ、どんな手腕を発揮するのか、お手並み拝見だ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count