優勝候補が順調に8強入り 選抜準々決勝の見所は?

永田監督が勇退する報徳学園は教え子たちが躍動

【第2試合】報徳学園(兵庫)-福岡大大濠(福岡)
報徳学園のこれまで
○21-0 多治見(岐阜)
○4-0 前橋育英(群馬)

 永田監督が勇退する最後の大会で教え子たちが躍動。投打がバッチリとかみ合い、強さを見せている。初戦は21世紀枠の多治見に21安打21得点。2番の永山が6打数5安打、3番の片岡が5打数3安打5得点するなど、注目される小園や篠原、神頭以上の大暴れ。投げてはエース西垣が7回無失点。津高、大石、池上といった3年生投手に甲子園のマウンドを経験させることにも成功。2回戦では西垣が前橋育英打線を4安打完封した。準々決勝以降は1番の小園の出塁が鍵になるだろう。

福岡大大濠のこれまで
○6-3 創志学園(岡山)
△1-1 滋賀学園(滋賀)(延長15回)
○5-3 滋賀学園(再試合)

 初戦は序盤から打線に火が付いた。圧巻だったのは8番の2年生・樺嶋の2打席連続本塁打。3打数2安打3打点の活躍だった。上位打線も強力で延長15回の戦いとなった滋賀学園戦では1番の久保田が6打数3安打。3番の古賀、4番の東は高校球界を代表するスラッガー。古賀には再試合となった試合で待望の甲子園初アーチが飛び出した。エースの三浦は制球力抜群。試合終盤になればなるほど巧さと球速が増し、好投を続けてきた。ただ不安視されるのは、三浦のスタミナだ。延長戦となった試合も15回を一人で投げ抜き、196球。再試合も9回130球で完投。1回戦からマウンドを守っているため、疲労は計り知れない。準々決勝は2回戦の翌日、29日に予定。三浦の起用や状態が勝負に大きく関わってくるだろう。

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