優勝候補が順調に8強入り 選抜準々決勝の見所は?

機動力発揮する健大高崎、山下は満塁弾2発

【第3試合】健大高崎(群馬)-秀岳館(熊本)
健大高崎のこれまで
○11-1 札幌第一(札幌)
△7-7 福井工大福井(福井)(延長15回)
〇10-2 福井工大福井(再試合)

 初戦から打力と機動力を発揮し、16安打11得点で札幌第一に勝利。4番の2年生・山下が、満塁本塁打。山下は福井工大福井との引き分け再試合のゲームでもグランドスラムを放ち、1大会2満塁弾と大暴れしている。7-7で引き分けとなった福井工大福井との1戦目は、9回裏から「機動破壊」の言葉を体現し、同点に追いついた。2死二、三塁から相手投手が二塁に牽制をした瞬間に三塁走者がスタートをきり、ホームスチールに成功。引き分けに持ち込んだ。再試合では背番号13の向井が好投し、これまで投げていた伊藤、小野、竹本らを温存することができた。継投と走塁で秀岳館に挑む。

秀岳館のこれまで
○11-1 高田商(奈良)
○3-2 作新学院(栃木)

 昨春に続き8強入り。春夏ともに甲子園4強を経験したメンバーが残る。特に田浦、川端は甲子園のマウンドを経験。木本や廣部が主軸を務めている。昨年のチームの要だった九鬼(ソフトバンク)に代わってマスクをかぶる幸地が初戦で満塁本塁打を放つなど、チーム力は非常に高い。初戦は12安打11得点で打ち勝ち、2回戦は昨夏の甲子園覇者・作新学院と1点差の攻防で好ゲームを展開。夏春連覇を阻止した。鍛治舎監督が掲げる日本一。この春は十分に狙える戦力が整っている。

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