四国IL高知マニー「1番」でデビュー 駒田監督「一番美味しいものは…」

開幕戦の1日ソフトバンク3軍戦に「1番・DH」で先発

 MLB歴代15位の通算555本塁打を記録したマニー・ラミレスが1日、四国アイランドリーグplusの高知ファイティングドッグス開幕戦で日本デビューを果たした。

 登録名は「マニー」。MLBで最後にプレーしたのは2011年、台湾の義大ライノズでプレーしたのは2013年、米マイナーでプレーしたのは2014年。久しぶりの公式戦に、試合前のマニーは、やや緊張しているように見えた。

 対戦相手は、福岡ソフトバンクホークス3軍。四国アイランドリーグplusは、ソフトバンク、巨人の3軍と交流戦を行っているが、これも公式戦に組み入れられている。ソフトバンクの先発は、育成選手の左腕・伊藤祐介だった。

 マニーは「1番・DH」で先発出場し、1打席目はフルカウントから変化球に手を出して空振り三振だったが、2打席目に変化球を泳ぎながらも前でさばいて三遊間をゴロで抜ける安打で来日初ヒットを記録した。3打席目はフルカウントから三振、4打席目には四球を選び、代走を送られてベンチに下がった。

 気温8度、南国四国では真冬に近い寒さ。マニーはイニング間に軽くランニングするなど、体が冷えないように気を遣っていた。

 MLB時代、台湾時代に比べても幾分ほっそりした印象で、終始笑顔を絶やさず、久しぶりの野球を楽しんでいるように見えた。観客は1935人。高知ファイティングドッグスとしては、2015年の藤川球児初登板以来の大入りで、レプリカユニフォームや「マニー・ラミレス・ハンバーガー」などの関連商品も販売されるなど、大賑わいだった。

 試合は3-2で高知が逃げ切る。勝利が決まると、マニーは他の選手とともにベンチ前で出場選手を出迎えた。

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