10球団15人のスカウト熱視線 プロ注目の仙台大右腕が求める「生きた球」
今秋ドラフト候補の仙台大・馬場皐輔が2安打完封の快投
9日に行われた仙台六大学野球春季リーグ戦第1節2日目。仙台大は東北工大に3-0で勝利した。今秋のドラフト候補である仙台大・馬場皐輔投手(4年・仙台育英)は10球団15人のスカウトの前で2安打12奪三振のリーグ戦初完封。それでも、4四球に反省を残し、「フォームを修正して今日のようなピッチングをしないようにしたいです」と話した。
空振り三振7個、見逃し三振5個を奪うなど、付け入る隙を与えなかった。打たれた安打も、2つ。ジャストミートは9回2死からの左安だけで、5回に灯ったHランプは、ライトにフラフラと上がった打球を右翼手が捕球しきれなかったもの。数字だけを見れば、4年春のリーグ戦で上々のスタートを切ったかのように見える。
しかし、1、3、7回は先頭に四球を与えたり、特に後半はボール球が増えたりと、課題も残した。「フォアボール4つは反省です。力んで体が開き、フォームが一塁側に崩れていました。オープン戦の時のようにボールが走っていませんでした」と馬場。森本吉謙監督も「コントロールできる球が増えているのも確かですが、力の入れどころの間違いがあります。以前のように崩れなくはなっていますが、もっと高みを目指してもらわないと」と厳しかった。