大器の片鱗見せるソフトBドラ2左腕 今度は“謎のボール”、その真相は…
驚異の器用さ、この日投じた“謎のボール”とは…
先頭に四球を与え、4番のザック、5番のアンダーソンの連打で無死満塁のピンチを招いた。ただ、ここから崩れないところが、18歳の左腕の強み。慌てることなく、後続を空振り三振、一邪飛、二ゴロに打ち取り、点を許さなかった。
4回4安打無失点、4奪三振で、この日の最速は148キロ。「ここは(スピードガンのスピードが)出にくい。そこで148キロはいいんじゃないかと思います」と振り返った。
この日驚かされたのが、その器用さ、だ。ストレートは常時145キロ台後半をマークしていたのだが、時折、計時される140キロ前後の“謎のボール”。試合後、左腕は「今日はツーシームが良かったです」と、事もなげに、その存在を明かした。
ストレートと切れ味鋭いスライダーが配球の中心の古谷。現在、カーブとチェンジアップを習得中で、ツーシームは持ち球になかった。