ダルビッシュは「最高のフォーム」 MLBでセットポジション増のワケ、米紙分析
マダックス氏称賛、ダルビッシュは「最高の投球フォーム」
そのマダックス氏は記事の中でダルビッシュについて、「私が今まで見た誰よりも最高の投球フォームを繰り返している」と絶賛している。
そして、ストラスバーグ以外にも、メッツのノア・シンダガード投手らは動作を減らし、セットポジションにより近いフォームに改めているという。以前は、ワインドアップ投法の方が投球時によりパワーを加えることができるという説が存在したが、現在では「余計な動きを作るだけ」とされていると、記事では指摘。セットポジションでは予備動作を省く分だけ、投球における正確性が高まるとして、以下のように分析している。
「セットポジションではシンプルに足を引き上げて、投球する。余計で不要な動作がないので、投球フォームの再現がより容易になり制球の向上につながる」
「これまでの野球界の歴史で、セットポジションからの投球は球速の低下を招き、腕に張りを生じさせ、故障の原因となると言われていたが、現代科学ではこういった諸説が正しくはないことが周知の事実となっている」