首位・楽天に近年のリーグ王者の傾向? 快進撃を支えるブルペン陣の“奮投”
楽天で過去にシーズン20ホールドポイント以上をマークした投手は?
先述した投手のうち松井裕の前を投げる4人の選手が今季からの新加入だが、プロ7年目の福山博之投手も元気だ。中継ぎでは最も実績があるが、走者の残る場面からの登板も辞さず、ゴロを打たせる投球が持ち味のこの右腕をセットアップに固定しないあたりは梨田昌孝監督の意図を感じる。救援陣の中では早い回でマウンドに上がることが多いが、ここまで記録している6ホールドポイントはリーグ最多だ。
このままのペースで彼らが勝利に貢献し続ければ、球団史に揃って名を残すことになりそうだ。ここでは参考に、楽天でシーズン20ホールドポイント以上をマークした投手の成績を紹介する。
※HP=ホールドポイント
小倉恒投手(2006年)
58試合 21HP 62回 防御率2.18
有銘兼久投手(2009年)
54試合 20HP 43.2回 防御率5.15
青山浩二投手(2010年)
41試合 20HP 52.1回 防御率1.72
小山伸一郎投手(2010年)
55試合 20HP 59.2回 防御率2.41
青山浩二投手(2011年)
51試合 26HP 71回 防御率2.79
片山博視投手(2011年)
59試合 25HP 57.2回 防御率3.43
小山伸一郎投手(2012年)
57試合 26HP 49.2回 防御率1.99
ハウザー投手(2012年)
58試合 23HP 48.1回 防御率3.17
青山浩二投手(2013年)
60試合 20HP 60.1回 防御率3.43