首位・楽天に近年のリーグ王者の傾向? 快進撃を支えるブルペン陣の“奮投”
日本記録の更新も決して不可能ではない
福山博之投手(2014年)
65試合 27HP 67.1回 防御率1.87
青山浩二投手(2015年)
61試合 35HP 57.2回 防御率2.81
クルーズ投手(2015年)
52試合 21HP 49回 防御率3.12
福山博之投手(2015年)
65試合 24HP 58.2回 防御率2.76
福山博之投手(2016年)
69試合 23HP 69.2回 防御率2.71
ミコライオ投手(2016年)
45試合 28HP 45.1回 防御率2.38
15人がシーズン20ホールドポイントに到達したが、30ホールドポイントに届いたのは2015年の青山だけ。プロ野球記録は2010年に中日の浅尾拓也投手がマークした59ホールドポイントで、パ・リーグ記録は2012年に北海道日本ハムの増井浩俊投手が残した50ホールドポイントだ。これらの記録に到達するには1か月あたりの平均で約10ホールドポイントを挙げる必要があるが、現在の楽天救援陣の勢いを見ると、日本記録の更新も決して不可能ではないように思えてくる。
楽天が球団創設初の日本一に輝いた2013年の67ホールドはリーグ最少だったが、それ以降でリーグ制覇を果たしたチームは2014年、2015年の福岡ソフトバンクが130、106、2016年の北海道日本ハムが120でリーグ最多だった。現在の楽天のように、救援陣に多くのホールドポイントがつく試合運びを続けられたチームが、秋に望ましい結果を得る。近年の傾向を見ているとそう断言できそうだ。