劇的な凱旋弾にシアトル熱狂 イチローとエイミーさんの心温まる交流も続く

「世界一のファン」はホームランに大興奮、イチローからボールのプレゼントも

 マーリンズのイチロー外野手は19日(日本時間20日)、かつての本拠地セーフコ・フィールドでのマリナーズ戦に「9番・ライト」で先発出場し、9回の最終打席で今季初本塁打を放った。4回の第2打席ではシアトルで1042日ぶりとなるヒットを放ち、4打数2安打と活躍。試合はマーリンズが5-10で敗戦したが、イチローの熱狂的なファンとして有名な「イチメーター」の製作者、エイミー・フランツさんはこの一戦をスタンドで観戦し、背番号51との心温まるエピソードを披露。「エリア51」と呼ばれたイチローの定位置ライトで先発起用したマーリンズへの感謝の気持ちを表している。

 シアトル在住でマリナーズファンのエイミーさんは、セーフコ・フィールドのライトスタンド最前列に陣取り、イチローの応援を続けた。ヒット数をカウントする「イチメーター」の製作者としても有名で、メジャー最多のシーズン262本を記録したオリジナルのイチメーターはクーパーズタウンの米国野球殿堂に収められている。

 イチローとの絆もアメリカでは有名で、イチローが2012年にマリナーズからヤンキースに移籍した時には、バットやスパイクをプレゼント。エイミーさんも、イチローのプレーを応援するために、ニューヨークやマイアミへ遠征に出かけている。

 この日もライトスタンドで応援したエイミーさんは自身のツイッターで次々と興奮を伝えた。試合前には、元日本ハム外野手でスポーツ・コミュニティ・オフィサーを務める稲葉篤紀氏とのツーショット写真を掲載。そして、2014年以来のセーフコ・フィールド凱旋となった連戦で、3試合目にして初めてライトを守ったイチローにテンションは上がりっぱなしだった。

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