ソフトB、ロッテの浮上のきっかけに…好投の両投手はキーマンになれるか?
決して小さくない穴を埋めるために―
ただ、千葉ロッテ・石川、福岡ソフトバンク・和田、武田などの主力の穴を埋めるべく、千葉ロッテではスタンリッジ、福岡ソフトバンクでは東浜が19日の試合で奮闘を見せた。
ともに実績のある投手ではあるが、開幕2試合目までは本来の力を発揮できず、チームに大きく貢献しているとは言い難かった。しかし、3試合目の先発となる19日、ZOZOマリンスタジアムにおける直接対決で、息詰まる投手戦を繰り広げる。
「今日こそはという強い思いを持ってマウンドに上がった」と言う東浜は、7回を投げて被安打3、与四球2、奪三振6、無失点と素晴らしいピッチング。前夜の試合で圧巻の2桁奪三振を記録した千賀に続き、チームを2連勝に導く快投を見せた。対するスタンリッジは、6回を投げて被安打4、与四死球6、奪三振6、1失点。0-2という僅差でチームは敗れたが、先発としての仕事は果たしている。
不振や故障により離脱した石川、和田、武田らの穴は決して小さくはないが、この苦境を乗り越えチームを浮上させるためには、東浜やスタンリッジのような投手の踏ん張りが必要だ。厳しい状況だからこそ、選手1人1人にこれまでとは違う課題意識が生まれ、それが良い影響をもたらすことになるだろう。両先発が好投し次につながる結果を得ることができた千葉ロッテと福岡ソフトバンクの今後の巻き返しに期待したい。