田中将大は本拠地8連勝 開幕4戦目の好投にNY紙「昨季に急速に近づいてる」
NYメディアは打線を評価、田中にはさらなる復調を期待?
この日は計4本塁打が飛び出し、打線が田中を力強く援護。ニューヨークの地元紙も打線を称える記事が多く、「ニューヨーク・ポスト」は「ヤンキースは4本塁打でタナカを援護」との見出しで伝え、「ニューヨーク・タイムズ」は「完敗後の夜、ヤンキースはパワーを取り戻す」とのタイトルで報じた。
そんな中、「ヤンキースはタナカを助けてホワイトソックスに勝利」との見出しで報じたのは、ニュージャージー州最大のニュースサイト「NJ.com」。記事では「先発投手のタナカは彼のベストの投球ではなかったもののホワイトソックスを7回1失点のみに抑え、大量の援護を得た。試合の勝利が4先発のタナカを2勝1敗に持ち直させ、ヤンキースを10勝5敗へと後押しした」と、こちらも打線が田中を助けたと強調。さらに、「タナカは平凡なシーズンを塗り替える思いで夜を迎え、ホワイトソックスに助けられた。シカゴは4つの二塁打を含む6安打を放ったが、28歳右腕はピンチに立つことなく、常に優位に立った」と伝えている。
過去3戦の不安定な投球とは明らかな違いがあったとはいえ、昨年の田中の投球を見てきたNYメディアには、まだまだ物足りない内容と写ったようだ。田中自身も試合後には自身のツイッターで「援護と好守に助けられ、何とか踏ん張る投球が出来たと思います。試合序盤は上半身と下半身のタイミングが合わず苦労しましたが、徐々に掴み、立て直す事が出来ました!」と綴っている。
昨年6月24日のツインズ戦から続く本拠地ヤンキースタジアムでの連勝記録は、球団史上単独2位の「8」となった。そして、エースの状態は、もっともっと上がっていく。ヤンキースにとっても、頼もしい限りだ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count