超攻撃的1、2番が機能する楽天 茂木はプロ野球記録シーズン151得点ペース

1、2番コンビは理想的な機能「2番にペゲーロがいるのが大きい」

 1試合1得点を上回るペースで得点している茂木。このままのペースでいけば、シーズン151得点。これまでのシーズン最高は1950年の松竹・小鶴誠氏の143得点。当時は130試合制だったため一概には比較できないが、プロ野球記録を更新出来るほどのペースだ。茂木が塁に出れば、得点につながる確率は高いと言える。

 その茂木自身は「2番にペゲーロがいるので、それが大きいと思っています」という。確かに2番を打つペゲーロはリーグトップタイの19打点。同じくリーグトップの7本塁打を放っていることもあるが、その前で茂木がチャンスメークをしているからというのも打点量産の一因だろう。

 ペゲーロが茂木の得点を増やし、茂木がペゲーロの打点を増やす。超攻撃的な1、2番として、現時点では理想的な機能の仕方をしている。まだ、シーズンは始まったばかりだが、茂木が楽天のキーマンとなっている。

【了】

福谷佑介●文 text by Yusuke Fukutan

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