盗塁数は少なくとも「技術」は進化 存在感際立つ現代の韋駄天たち
200盗塁以上の選手で盗塁成功率10傑は…
また、バッテリーでの盗塁阻止の技術も向上した。大部分の投手はクイック投法で投げるようになり、捕手の送球技術も向上している。簡単に盗塁できなくなったのだ。
しかしその中をかいくぐって盗塁をする選手は、スピードもあり、技術的にも優秀だ。現代の盗塁技術の高さを証明する選手が2人いる。昨年限りで引退した元巨人の鈴木尚広と、現楽天の松井稼頭央だ。
以下はNPBで200盗塁以上を記録した選手の盗塁成功率10傑。※は現役。
選手 盗塁 盗塁死 成功率
1鈴木尚広 228 47 82.91%
2広瀬叔功 596 123 82.89%
3松井稼頭央※ 362 80 81.9%
4赤星憲広 381 88 81.2%
5木塚忠助 479 114 80.8%
6河西俊雄 233 61 79.3%
7福地寿樹 251 70 78.2%
8福本豊 1065 299 78.1%
9山崎隆造 228 65 77.8%
10石毛宏典 243 71 77.4%
(公式記録で盗塁死を記録していなかった時期の選手を除く)