星野仙一、平松政次、そして福井優也――岡山出身の投手は巨人に強い?
野球熱が高い岡山、星野氏は「我々は田舎者だから(笑)」
星野仙一氏(元ドラゴンズ)、平松政次氏(元ホエールズ、現ベイスターズ)、福井優也(カープ)。その他、岡山出身の投手は多いが、彼らには共通項がある。巨人に対してとにかく強いのだ。その理由は何なのだろうか。
毎年、岡山県倉敷市のマスカットスタジアムでは秋季キャンプやオープン戦がおこなわれる。天候も良く、選手にとっては最適というのが大きい。マスカットスタジアムは95年に開場。両翼99.5メートル、中堅122メートル。二層式のスタンド構造で3万人以上の収容人員を誇る。NPBで使用している球場に比べても遜色がない素晴らしい箱。ここで秋季キャンプやオープン戦などが行われるのも納得である。また野球熱も高く、多くのファンがスタンドに詰めかけてプロのプレーに大きな拍手を送る。
「岡山出身の投手がなぜジャイアンツに強いのか?」
岡山県社会人野球連盟理事長、藤原克也氏に聞いた。
「岡山はなかなか広島に勝てない。広島には強豪と呼ばれる社会人野球のチームもある。だからそこをどうやって埋めて行くか、が課題だと思っています」
「最近はJリーグのファジアーノ岡山がものスゴく人気が出てきた。そういったチームとも切磋琢磨して岡山の野球界を盛り上げていかないといけない。でも岡山は大阪が近いので新聞さんに取り上げてもらったり、いろいろサポートもしてもらえる。そういった意味では本当にありがたい」
「子供の時から野球は、タイガース、南海ホークスだった。そういう意味で我々にとってもジャイアンツに負けたくないというのはあった」