田中将大はMLB随一の「勝てる投手」 驚異の勝率.712は現役1位&“歴代3位”
わずか97球の完封劇、ストライク率は圧巻の74%を記録
さらに、この日は97球での完封勝利という“超省エネ投球”。10三振を奪う快投を見せながら、9回途中3失点(自責2)で田中に投げ負けたセールと、お互いが持ち味を存分に発揮して投手戦を演じた。
田中がメジャーで初完封を飾ったのは、ルーキーイヤーの2014年5月14日のメッツ戦。この時は4安打に抑え、114球だった。また、同じ2014年6月11日のマリナーズ戦では6安打2失点で完投。この時は110球で、これが昨年までの最少球数での完投勝利だった。この完封がメジャーでは自身5度目の完投で、自己最少球数を“更新”した。
日本時代には、2011年8月13日ロッテ戦に97球で1失点完投、2013年7月26日ロッテ戦に90球で2失点完投があるが、100球以下での完封はない。2012年10月2日ソフトバンク戦での104球が最少となっており、田中にとって今回が日米通じて最少球数での完封勝利となった。
この試合では97球中ストライクが72球。ストライク率74%という圧巻の制球力だった。また、日米通算141勝として、23日(同24日)のロイヤルズ戦で8回2失点の快投を見せた2歳年上のダルビッシュ有投手(レンジャーズ)に再び並んだ。