カブス名将、ボストンに凱旋する上原浩治を絶賛 今季の活躍に「疑いない」
レイズ時代には同地区で上原と何度も対戦「憎んでいた」
マドン監督は、かつて上原が所属していたレッドソックスと同地区のレイズを率いていたが、日本人クローザーを苦手にしていたという。2013年にはポストシーズンの地区シリーズでも対戦。第3戦でロバトンが上原からサヨナラソロを打ち、唯一の白星を挙げたが、2セーブを挙げられて敗退していた。上原は続くタイガースとのリーグ優勝決定シリーズでMVPに輝くなど、この年驚異的な活躍でワールドシリーズに貢献した。
「私は彼が我々のチーム相手に登板するのが嫌いというわけではなかった。むしろ憎んでいたという感じだね。彼は打者のギリギリに高めのボールを投げてくる。すごくフラストレーションがたまったよ。彼のことを近くで注視している。球速は落ちたけど、幻惑させるという部分はよく分かる。彼は大舞台に慣れているし、萎縮したりしない。ビビったりもしない。我々にとっては素晴らしい選択肢なんだ」
マドン監督は記事の中で、対戦相手としての苦手意識を持っていたこと、そして、味方としていかに心強い存在となっているかを明らかにしている。自身初となるナ・リーグでも相変わらずの安定感を誇る上原が、衰え知らずのハイパフォーマンスを続けていることは確かだ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count